文部科学大臣の松野博一氏よりIOI2018日本大会開催に向けての応援メッセージをいただきました。
第30回国際情報オリンピック(IOI2018)が 2018年9月に我が国で開催されることを光栄に思います。
今、人工知能(AI)、ビッグデータ、IoT等の情報通信技術の急速な発展により、あらゆる「もの」が瞬時に結び付き、相互に影響を及ぼし合う新たな状況が生まれてきています。
それにより、既存の産業構造や技術分野の枠にとらわれない、これまでにはない付加価値が生み出されるようになってきています。世界中で、新しいビジネスや市場が生まれ、人々の働き方やライフスタイルにも変化が起こり始めるなど、我が国を取り巻く経済・社会は大きな変革期にあります。
文部科学省としても、我が国がこのような大変革時代を先導していくことが重要と認識しています。そのため、小学校におけるプログラミング教育の必修化等、これからの数理情報科学分野を牽引する人材育成を初等中等教育段階から進めてまいります。
国際情報オリンピックは、世界各国から、優れた能力を持つ高校生以下の選抜された選手が集まり、力を競い合う場であり、人材育成の一環として非常に重要な役割を担うものと考えております。
日本代表選手には、日頃の成果を発揮していただくとともに、競技終了後は、世界の仲間たちと親交を深めて、将来の国際交流の輪を築いていただきたいと思います。
2020年には、東京で、オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されますが、その前後に、国際情報オリンピックをはじめ「知のオリンピック」とも言われる各種国際科学オリンピックが日本各地で開催されることになっており、文部科学省も支援してまいります。
我が国として、世界中から集う生徒たちを暖かく迎え、科学技術や文化等を通じて日本の魅力を知っていただくまたとない機会となるよう、この「知のオリンピック」を日本中の皆さんと応援してまいります。
文部科学大臣